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2025.09.06

猫の不安サイン4選!イカ耳や瞳孔が広がるのは怖いから?

普段は甘えん坊で穏やかな愛猫が、突然怖がったり不安そうにしたりすることがありますよね。 猫は言葉で気持ちを伝えることができないため、体の変化や行動で不安や恐怖を表現します。
猫が不安を感じていると「ストレスが溜まる」「体調不良を引き起こす」など、心身に悪影響を及ぼすことも。 愛猫の不安サインを早めに察知して、安心できる環境を作ってあげることが大切です。
そこで今回は、「猫が不安を感じているときに見せるサイン」や、「不安サインの原因と対処法」についてご紹介します。

🐱猫の不安が続くと起こる悪影響

猫にとって安心できる環境は健康維持に欠かせませんが、引っ越しや新しいペットの加入など、環境の変化で不安を感じることがあります。 軽微なストレスなら一時的なものですが、長期間不安状態が続くと愛猫の心身に負担をかけてしまいます。 猫の不安やストレスは、さまざまな問題を引き起こしかねません。 猫が不安状態になると起こる可能性のある悪影響とは、以下のようなものです。
・食欲不振になる
・免疫力が低下する
・毛づくろいをし過ぎて脱毛する
・トイレ以外で粗相をするようになる
・攻撃的になったり、隠れて出てこなくなったりする
・膀胱炎や皮膚炎などの病気を発症するリスクが高くなる
飼い主さんは愛猫が安心して過ごせるよう、不安サインを見逃さないようにしましょう。
次は、「猫の代表的な不安サイン」を見ていきましょう。

🐱猫の代表的な不安サイン

愛猫の不安サインに気づいて、早めに対処してあげたいですよね。 以下のような不安サインを見せたら、愛猫が恐怖や不安を感じている可能性があります。

イカ耳

「イカ耳」は、猫が不安や恐怖を感じているときに見せる代表的なサインです。 普段は立っている猫の耳が横に倒れて平らになり、まるでイカの形のように見えることから「イカ耳」と呼ばれています。
「イカ耳」は、愛猫が警戒心を抱いているときや、怖がっているときに現れやすい行動です。
猫が「イカ耳」になっているときは、以下のような状況が考えられます。
・知らない人や動物が近くにいる
・大きな音や突然の物音に驚いている
・環境の変化に戸惑っている
・体調不良で不安を感じている
以下は、「イカ耳」を見せているときの対処ポイントです。
・無理に触ろうとせず、猫が落ち着くまで見守る
・静かで安全な場所に移動させてあげる
・原因となっている刺激を取り除く
・優しく声をかけて安心させてあげる

瞳孔が広がる

猫が不安や恐怖を感じているときのサインとして、「瞳孔が広がる」現象もよく見られます。 明るい場所でも黒目が大きくなって瞳孔が開いている状態は、猫が強いストレスや恐怖を感じている証拠です。
「瞳孔が広がる」のは、猫の自律神経が緊張状態にあるときに起こる生理的な反応です。
猫の瞳孔が広がる原因には、下記のようなものがあります。
・突然の大きな音や振動
・見慣れない人や動物の存在
・病院での診察や治療への恐怖
・痛みや体調不良による不安
「瞳孔が広がる」ときの対処法は、以下の通りです。
・猫を刺激しないように静かに対応する
・安心できる隠れ場所を用意してあげる
・不安の原因を特定して取り除く
・症状が長時間続く場合は獣医師に相談する

体を低くして身を隠す

「体を低くして身を隠す」行動も、猫の代表的な不安サインの一つです。 普段は堂々と歩いている猫が、急に体を床に近づけてこそこそと移動したり、家具の下や狭い場所に隠れたりします。
この行動は、猫が自分の身を守ろうとする本能的な反応で、危険を感じたときや不安なときに現れます。 「体を低くして身を隠す」行動には、以下のような背景があります。
・新しい環境への適応不安
・来客や工事音などの外的ストレス
・他のペットとの関係性への不安
・体調不良による警戒心の高まり
以下は、この行動を見せているときの注意ポイントです。
・無理に引っ張り出そうとしない
・隠れている場所の近くで大きな音を立てない
・安心できる環境が整うまで時間をかけて見守る
・隠れ場所を複数用意してあげる

しっぽを体に巻きつける

猫が不安を感じているときのサインとして、「しっぽを体に巻きつける」行動もあります。 リラックスしているときは自然に垂れているしっぽが、体にぴったりと巻きつけられている状態です。 この行動は、猫が自分を小さく見せて身を守ろうとする防御姿勢の一つです。
「しっぽを体に巻きつける」ときは、以下のような心理状態が考えられます。
・周囲への警戒心が高まっている
・不安や緊張で萎縮している
・安全な場所を求めている
・体調に不安を感じている
以下は、この行動への対処ポイントです。
・猫のペースに合わせてゆっくりと接する
・安心できる高い場所や囲まれた空間を提供する
・急な動きや大きな声は避ける
・日常のルーティンを崩さないようにする

次は、猫の不安を解消するための「環境づくりのポイント」を見ていきましょう。

🐱猫の不安を解消する環境づくり

愛猫が不安を感じにくい環境を整えて、ストレスフリーな毎日を過ごさせてあげたい! 以下は、そんな飼い主さんと愛猫にお勧めの環境づくりのポイントです。

安心できる隠れ場所の確保

猫は本能的に狭くて暗い場所を好むため、不安なときに逃げ込める隠れ場所が必要です。 キャットハウスやキャリーケース、段ボール箱など、猫が入れる適度なサイズの場所を複数用意しましょう。 隠れ場所は静かで人の出入りが少ない場所に設置し、猫がいつでも利用できるようにしておくことが大切です。

フェロモン製品の活用

猫の不安軽減には、合成フェイシャルフェロモンを含む製品の使用も効果的です。 母猫や他の猫が安心マーキングに使うフェロモンを人工的に再現した製品で、猫の気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。 スプレータイプやディフューザータイプなど様々な製品があるので、愛猫の性格や生活環境に合わせて選んでみましょう。

🐱愛猫の不安サインを見逃さないで

環境の変化や刺激によって不安を感じると、愛猫はさまざまなサインで気持ちを表現します。 愛猫が「イカ耳」や「瞳孔の拡大」などの不安サインを見せているときは、無理をせず猫のペースに合わせた対応を心がけましょう。 愛猫の不安サインに早めに気づいて適切に対処すると、飼い主さんとの信頼関係もさらに深められそうですね🐱

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