CAT
2026.06.05
愛猫はおしゃべりができないので、体の不調を言葉で伝えることができません。 猫が体調不良になると「元気がなくなる」「食欲が落ちる」など、さまざまなサインを出していることがあります。 日頃から愛猫の様子を観察し、健康チェックを習慣にすることで、病気の早期発見・早期治療につなげましょう。
そこで今回は、「猫の健康チェックが大切な理由」や、「猫のための健康チェックリスト」「チェック時の注意点」についてご紹介します。

猫は本能的に体の不調を隠す習性があるため、飼い主さんが気づいたときにはすでに病気が進行していた、というケースも少なくありません。 また猫は犬と比べて、自分から体調不良を訴えることがほとんどありません。 だからこそ、飼い主さんが定期的に愛猫の状態を確認することがとても重要です。 猫の健康チェックを怠ることで起こりやすいリスクとは、以下のようなものです。
・病気の発見が遅れ、治療が困難になる
・慢性疾患が進行してしまう ・体重の増減に気づけず、肥満や栄養不足を招く
・口腔内トラブルが悪化し、内臓に影響が及ぶ
・皮膚や被毛の異常を見落とし、感染症が広がる
・ストレスのサインを見逃し、問題行動や免疫力低下につながる
飼い主さんは愛猫が健康的な毎日を送れるよう、日頃からこまめな健康チェックを行いましょう。
次は、「猫のための健康チェックリスト」を見ていきましょう。

愛猫の健康を守るためには、体のさまざまな部位を定期的にチェックすることが大切です。 以下のような健康チェックを日課にして、愛猫の変化を見逃さないようにしましょう。
「目のチェック」は、愛猫の健康状態を手軽に確認できる基本のチェックです。 猫の目はコンディションに敏感に反応するため、「目のチェック」は体調不良の早期発見に役立ちます。 「目のチェック」では、愛猫の目を明るい場所でよく観察してみましょう。 チェックする際は、自然光が入る場所や照明の下で行うと異常が見つけやすくなります。 「目のチェック」では、以下のようなポイントを確認しましょう。
・目やにが多くなっていないか
・白目が充血していないか
・涙が異常に多く出ていないか
・瞳孔の大きさが左右で違わないか
以下は、「目のチェック」の注意ポイントです。
・チェックは明るい場所で行う
・少量の目やにはよく見られるが、量や色に変化があれば獣医師に相談する
・愛猫が嫌がる場合は無理せず、機嫌の良いタイミングに行う
愛猫の健康チェックとして、「耳のチェック」もお勧めです。 猫の耳の中は普段なかなか見る機会がありませんが、「耳のチェック」は耳ダニや外耳炎の早期発見に非常に重要です。 「耳のチェック」では、以下のような状態に注意しましょう。 ・黒や茶色の耳垢が多く出ていないか ・耳の中が赤く腫れていないか ・強い臭いがしないか ・頻繁に耳を掻いたり、頭を振ったりしていないか 「耳のチェック」は、以下のような手順で行いましょう。
・愛猫をリラックスさせた状態で耳を優しくめくる
・耳の内側の色や汚れ具合を確認する
・異臭や過剰な耳垢がないかチェックする
・気になる点があれば、早めに動物病院を受診する
以下は、「耳のチェック」の注意ポイントです。
・綿棒を耳の奥に入れるのは危険なため、外側のみを優しく拭く程度にとどめる
・耳掃除のしすぎは逆効果になることもあるため、獣医師の指示に従う
・耳を触られることを嫌がる猫は多いため、子猫のうちから慣らしておくと良い
「体重・食欲のチェック」も、猫の健康管理に欠かせない大切なチェックです。 猫の体重の急激な増減や食欲の変化は、甲状腺疾患や腎臓病、糖尿病などの病気のサインである場合があります。 「体重・食欲のチェック」には、以下のような確認方法があります。
・体重計=月に1回程度、愛猫を抱っこした状態で体重計に乗り、自分の体重との差を記録する
・フードの食べ具合=毎日決まった量を与え、食べ残しが増えていないかを確認する
・体型チェック=上から見て腰のくびれが確認でき、横から見て腹部が引き締まっているかを触って確かめる
以下は、「体重・食欲のチェック」の注意ポイントです。
・体重の記録はノートやスマートフォンのアプリを活用すると管理しやすい
・1〜2週間で体重が10%以上変化している場合は、速やかに獣医師に相談する
・食欲の変化は季節や環境の変化でも起こることがあるため、他の症状と合わせて総合的に判断する
次は、「チェック時の注意点」を見ていきましょう。
愛猫の健康チェックを習慣にすることで、病気の早期発見だけでなく愛猫との絆を深めることにもつながります。 以下は、健康チェックを行う際に知っておきたい注意点です。
自宅での健康チェックはとても大切ですが、獣医師による定期的な健康診断も忘れずに行いましょう。 猫は年齢によってかかりやすい病気が変わるため、若い猫は年1回、7歳以上のシニア猫は年2回の健康診断が理想とされています。 血液検査や尿検査など、自宅のチェックでは確認できない体の内側の状態を定期的に調べてもらいましょう。
健康チェックを行う際は、愛猫がリラックスしているタイミングを選ぶことが大切です。 無理やり押さえつけてチェックを行うと、愛猫がチェック自体を嫌がるようになってしまうことがあります。 チェックの後にオヤツをあげるなど、ポジティブな体験として覚えてもらえるよう工夫しましょう。

猫は不調を隠す習性があるからこそ、飼い主さんによる日頃の健康チェックがとても重要です。 愛猫の健康状態を定期的に確認することで、病気の早期発見・早期治療につなげましょう。 毎日の健康チェックを通じて愛猫の体に触れる時間を大切にすると、飼い主さんとの信頼関係もさらに深められそうですね!