CAT
2026.07.22
いつも通りに過ごしていたはずの愛猫が、急に粗相をしたり、体を舐め続けたり、攻撃的になったりすると、飼い主さんは戸惑ってしまいますよね。
猫の「異常行動」には、ストレスや体調不良、環境の変化など、さまざまな原因が隠れていることがあります。
そこで今回は、「猫が異常行動を起こす原因」や「よく見られる異常行動と対処法」「動物病院に相談すべきケース」についてご紹介します。
猫はもともと環境の変化に敏感な動物で、些細なきっかけでも心身に不調をきたしやすい生き物です。
そのため、普段と違う行動が見られたときは、まず何が原因になっているのかを考えることが大切です。
猫が異常行動を起こす原因として考えられるのは、以下のようなものです。
・引っ越しや模様替えなど、環境の変化によるストレス
・新しい猫や動物、家族が増えたことによる不安
・運動不足や退屈による欲求不満
・加齢に伴う認知機能の低下
・病気やケガによる痛み、体調不良
飼い主さんは愛猫の様子をよく観察し、原因に応じた対処をしてあげましょう。
次は、「猫によく見られる異常行動と対処法」を見ていきましょう。

猫の異常行動にはいくつかのパターンがあり、それぞれ原因や対処法が異なります。
代表的な異常行動について、詳しく見ていきましょう。
「過剰なグルーミング」は、猫が同じ場所を執拗に舐め続け、皮膚が赤くなったり毛が薄くなったりする行動です。
ストレスや不安を紛らわせるために行われることが多く、放置すると皮膚炎につながる恐れもあります。
「過剰なグルーミング」が見られたときは、以下のような対処を行いましょう。
・ストレスの原因になっていそうな環境を見直す
・遊びの時間を増やし、気持ちを発散させてあげる
・爪とぎやキャットタワーなど、猫が満足できる環境を整える
・改善しない場合は動物病院を受診する
以下は、「過剰なグルーミング」に関する注意ポイントです。
・患部を無理に触ったり叱ったりしない
・皮膚が赤くなっている場合は早めに獣医師に相談する
・エリザベスカラーの使用は自己判断せず、まず受診してから検討する
「粗相」は、トイレ以外の場所で排泄をしてしまう行動です。
トイレの環境が気に入らない場合のほか、ストレスや膀胱炎などの病気が原因になっていることもあります。
「粗相」が見られたときは、以下のような対処を行いましょう。
・トイレの数や設置場所、砂の種類を見直す
・トイレを常に清潔な状態に保つ
・粗相をした場所は臭いが残らないようにしっかり掃除する
・頻繁に繰り返す場合は動物病院で検査を受ける
以下は、「粗相」に関する注意ポイントです。
・粗相をした猫を叱ることは逆効果になるため避ける
・トイレの数は「頭数+1」を目安に用意する
・血尿や頻尿が見られる場合はすぐに受診する
「攻撃行動」は、突然引っかいたり噛みついたりする行動です。
恐怖や痛み、縄張り意識の高まりなどが引き金になっていることが多く見られます。
「攻撃行動」が見られたときは、以下のような対処を行いましょう。
・攻撃のきっかけになった状況を思い返し、原因を探る
・無理に触れず、猫が落ち着くまで距離を置く
・多頭飼いの場合は生活スペースを分けるなど環境を調整する
・痛みが原因と疑われる場合は動物病院を受診する
以下は、「攻撃行動」に関する注意ポイントです。
・叱ったり大きな声を出したりして刺激しない
・無理に抱き上げようとしない
・急に攻撃的になった場合は病気が隠れていないか確認する
次は、「動物病院に相談すべきケース」を見ていきましょう。

猫の異常行動の中には、飼い主さんの工夫だけでは改善が難しく、病気が関係しているケースもあります。
以下のような場合は、早めに動物病院に相談しましょう。
昨日まで元気だった猫が急に元気をなくしたり、逆に落ち着きがなくなったりする場合は、体調不良のサインである可能性があります。
自己判断で様子を見続けるのではなく、早めに獣医師に相談することが大切です。
環境を整えたり接し方を工夫したりしても異常行動が続く場合は、猫自身の力だけでは解決できない要因が隠れていることがあります。
専門的な視点からアドバイスをもらうことで、根本的な原因が見つかることもあります。

猫の異常行動には、ストレスや環境の変化、病気などさまざまな原因が関係しています。
普段から愛猫の様子をよく観察し、些細な変化にも気づいてあげることが、異常行動の早期発見につながります。
気になる様子が見られたときは、無理に解決しようとせず、動物病院にも相談しながら愛猫と向き合ってあげてくださいね。