CAT
2026.11.04
地震や台風、大雨などの自然災害は、いつどこで起こるかわかりません。
災害が起きたとき、大切な愛猫を守れるのは飼い主さんだけ。
いざというときに慌てないよう、日頃から愛猫のための避難計画を立てておきましょう。
そこで今回は、「災害時に猫が直面するリスク」や、「猫のための災害への備え」「災害発生時の避難行動」についてご紹介します。

猫は環境の変化にとても敏感な動物なので、災害時には大きなストレスを感じてしまいます。
また、パニックになって家から飛び出してしまい、そのまま迷子になってしまうケースも少なくありません。
災害時は、人間だけでなく猫にとっても過酷な状況になることを知っておきましょう。
災害時に猫が直面する可能性のあるリスクとは、以下のようなものです。
・パニックになって逃げ出し、迷子になる
・割れたガラスや倒れた家具でケガをする
・フードや水が手に入らず、体調を崩す
・慣れない環境でストレスが溜まり、食欲不振や下痢などを起こす
・トイレを我慢して、膀胱炎などの病気を発症するリスクが高くなる
・避難所でほかの動物や人とトラブルになる
飼い主さんは愛猫が災害時も安全に過ごせるよう、しっかりと準備をしておきましょう。
次は、「猫のための災害への備え」を見ていきましょう。

災害はいつ起こるかわからないからこそ、普段からの備えが大切ですよね。
以下のような準備で、愛猫を災害から守りましょう。
「防災グッズの準備」は、猫のための災害対策の基本です。
災害時はペット用品がすぐに手に入らないことも多いため、愛猫に必要なものをあらかじめ揃えておくと安心です。
防災グッズは、持ち出しやすいようにひとまとめにして、玄関近くなどに置いておきましょう。
猫のために用意しておきたい防災グッズは、以下のようなものです。
・フードと水(少なくとも5日分、できれば7日分以上)
・常備薬や療法食
・キャリーバッグ
・トイレ用品(簡易トイレ、猫砂、ペットシーツなど)
・食器
・タオルやブランケット
・洗濯ネット
・愛猫の写真やワクチン接種の記録
以下は、「防災グッズの準備」の注意ポイントです。
・フードや水は賞味期限を定期的にチェックし、古いものから入れ替える
・愛猫が普段から食べ慣れているフードを用意する
・洗濯ネットは、診察や避難時に猫が暴れたときに役立つ
猫のための災害への備えとして、「キャリーバッグに慣れさせる」こともお勧めです。
キャリーバッグを動物病院に行くときにしか使わないと、猫は「キャリーバッグ=嫌な場所」と覚えてしまいますよね。
いざというときにスムーズに避難できるよう、普段からキャリーバッグに慣れさせておきましょう。
「キャリーバッグに慣れさせる」練習は、以下のような手順で行いましょう。
・キャリーバッグの扉を開けたまま、愛猫が普段過ごす部屋に置いておく
・キャリーバッグの中にお気に入りの毛布やオモチャを入れる
・愛猫が自分から入ったら、オヤツをあげてたくさん褒める
・慣れてきたら扉を閉めて、少しずつ中で過ごす時間を延ばす
以下は、「キャリーバッグに慣れさせる」ときの注意ポイントです。
・無理やり押し込まず、愛猫のペースに合わせる
・オヤツをあげすぎない
・扉がしっかり閉まるか、壊れていないかを定期的に確認する
「迷子対策」も、猫のための大切な災害への備えです。
災害時は、パニックになった猫が逃げ出して飼い主さんと離れ離れになってしまうことがあります。
万が一はぐれてしまっても再会できるよう、身元がわかる対策をしておきましょう。
「迷子対策」には、以下のような方法があります。
・マイクロチップ=動物病院で装着でき、専用の読み取り機で飼い主さんの情報を確認できる
・迷子札=首輪に飼い主さんの名前や連絡先を記入した札をつける
・愛猫の写真=さまざまな角度から撮影した写真を、スマートフォンや紙で保管しておく
以下は、「迷子対策」の注意ポイントです。
・引っ越しなどで連絡先が変わったら、マイクロチップの登録情報も変更する
・首輪は引っかかったときに外れる、安全性の高いものを選ぶ
・猫の写真は、模様や体の特徴がわかるものを用意する
いずれの迷子対策も、日頃からしっかりと準備しておくことで、愛猫と再会できる可能性が高くなりますよ。
次は、「災害発生時の避難行動」を見ていきましょう。
災害が起きたときは、飼い主さんが落ち着いて行動することが大切です。
以下は、災害発生時に知っておきたい避難行動のポイントです。
災害時の避難には、「同行避難」と「在宅避難」があります。
「同行避難」とは、飼い主さんがペットと一緒に避難所まで避難することで、環境省でも推奨されています。
自宅が安全で生活を続けられる場合は、住み慣れた場所で過ごせる「在宅避難」を選ぶと、猫のストレスを軽減できますよ。
お住まいの地域の避難所がペットの受け入れに対応しているかどうか、事前に自治体のホームページなどで確認しておきましょう。
避難所では、動物が苦手な人やアレルギーを持つ人もいるため、周囲への配慮が欠かせません。
猫は基本的にキャリーバッグやケージの中で過ごさせ、タオルなどで覆ってあげると落ち着きやすくなります。
また、トイレの処理や抜け毛の掃除をこまめに行い、ほかの避難者の方と気持ちよく過ごせるよう心がけましょう。

災害はいつ起こるかわからないため、日頃からの備えが愛猫の命を守ることにつながります。
防災グッズの準備やキャリーバッグに慣れさせる練習など、今日からできることを少しずつ始めてみましょう。
家族みんなで避難計画を話し合っておくと、いざというときも愛猫と一緒に落ち着いて行動できそうですね!