CAT

2025.07.29

愛猫を守る!定期的な獣医訪問と予防接種の必要性

忙しい日常に追われていると、愛猫の健康管理がおろそかになりがちですよね。 猫は体調不良を隠すのが上手なため、「元気そうに見える」「食欲がある」からといって、獣医訪問を先延ばしにしてしまうことも。 しかし、定期的な健康チェックを怠ると「病気の早期発見が遅れる」「重篤な症状に発展する」など、愛猫の健康に深刻な影響を与えかねません。
そこで今回は、「定期的な獣医訪問を怠ると起こるリスク」や、「愛猫のための予防接種」「健康管理のポイント」についてご紹介します。

🐱定期的な獣医訪問を怠ると起こるリスク

猫は本能的に体調不良や痛みを隠す習性があるため、飼い主さんが異変に気づいたときには症状がかなり進行していることが多いものです。 だからといって「様子を見る」だけでは、愛猫の健康を適切に守ることはできません。 定期的な獣医訪問を怠ると、以下のようなリスクが高まります。
・病気の早期発見が困難になる
・治療が手遅れになり、重篤な状態に陥る
・感染症にかかりやすくなる
・慢性疾患が進行し、生活の質が低下する
・予防可能な病気で苦痛を与えてしまう
医療費が高額になる可能性が高くなる 飼い主さんは愛猫が健康的な生活を送れるよう、定期的な獣医訪問で健康状態をしっかりとチェックしてもらいましょう。

次は、「愛猫のための予防接種」を見ていきましょう。

🐱愛猫のための予防接種

愛猫には、病気を未然に防ぐために適切な予防接種を受けさせてあげたいですよね。 以下のような予防接種で、愛猫を深刻な病気から守りましょう。

混合ワクチン

「混合ワクチン」は、猫が感染しやすい複数の病気を同時に予防できる重要なワクチンです。 猫は本能的に狩りをする動物なので、屋内飼いでも「混合ワクチン」による予防は欠かせません。 「混合ワクチン」には、猫汎白血球減少症、猫ヘルペスウイルス感染症、猫カリシウイルス感染症などの予防効果があります。 このワクチンの接種は、以下のようなスケジュールで行いましょう。
・生後2ヶ月頃に1回目の接種を行う
・1回目から3~4週間後に2回目を接種する
・成猫になってからは年1回の追加接種を継続する
・獣医師と相談して、愛猫に最適な接種時期を決める 以下は、「混合ワクチン」接種の注意ポイントです。
・接種前に愛猫の体調をしっかりと確認する
・接種後は愛猫の様子を注意深く観察する
・副反応が現れた場合は、すぐに獣医師に相談する

狂犬病ワクチン

猫の予防接種として、「狂犬病ワクチン」の接種も重要です。 狂犬病は人にも感染する人獣共通感染症で、発症すると治療法がない恐ろしい病気です。 日本では狂犬病の発生は稀ですが、海外では依然として多くの動物が感染しているのが現状です。 「狂犬病ワクチン」の接種には、下記のような目的があります。
・愛猫を狂犬病から確実に守る
・飼い主さんや家族への感染リスクを防ぐ
・海外旅行時の検疫手続きに必要となる場合がある 「狂犬病ワクチン」は、以下のようなスケジュールで接種しましょう。
・生後3ヶ月以降に初回接種を行う
・初回接種から1年後に追加接種する
・その後は獣医師の指導に従って継続接種する
・海外渡航予定がある場合は、事前に獣医師に相談する 以下は、「狂犬病ワクチン」接種の注意ポイントです。
・接種は必ず動物病院で獣医師に依頼する
・接種証明書は大切に保管しておく
・接種後の愛猫の体調変化に注意を払う
・他のワクチンとの接種間隔について獣医師に確認する

猫白血病ワクチン

「猫白血病ワクチン」も、愛猫を守るために検討したい予防接種です。 猫白血病ウイルス感染症は免疫力を低下させ、様々な病気を引き起こす深刻な感染症です。 室内飼いの猫でも、他の猫との接触機会がある場合は感染リスクがあるため、「猫白血病ワクチン」による予防を検討しましょう。 「猫白血病ワクチン」には、以下のような接種方法があります。
・事前に猫白血病ウイルスの感染検査を実施する
・陰性が確認できた猫に対してワクチン接種を行う
・初回接種から3~4週間後に2回目を接種する
・年1回の追加接種で予防効果を維持する 以下は、「猫白血病ワクチン」の注意ポイントです。
・多頭飼いや外出する猫には特に重要な予防接種
・接種前の感染検査は必須
・接種の必要性については獣医師とよく相談する
・副反応のリスクについても事前に説明を受ける
いずれのワクチン接種でも獣医師との相談が重要ですが、接種スケジュールの管理も忘れずに行いましょう。
次は、愛猫の「健康管理のポイント」を見ていきましょう。


🐱健康管理のポイント

愛猫に長く健康でいてもらうためには、日常的な健康管理も欠かせません! 以下は、そんな愛猫の健康を守りたい飼い主さんにお勧めの健康管理のポイントです。

定期健康診断

予防接種と同様に大切なのが、愛猫の定期健康診断です。 猫は病気を隠すのが上手な動物なので、外見上は元気に見えても内臓に問題を抱えていることがあります。 定期健康診断なら血液検査やレントゲン検査によって、飼い主さんが気づかない病気の早期発見が可能になります。 また年齢を重ねた猫ほど病気のリスクが高まるので、シニア猫には特に定期健康診断が重要ですよ。

日常の健康チェック

愛猫の健康管理として、毎日の健康チェックも効果的です。 普段から愛猫の様子を注意深く観察していると、小さな変化にも気づきやすくなります。 日常の健康チェックでは食欲や排泄の状態、被毛の艶、歩き方の変化などを確認し、異常があれば早めに獣医師に相談しましょう。 関節トラブルや内臓疾患、皮膚病などの早期発見にも、日常の健康チェックは大いに役立ちます。

🐱愛猫の健康を守る予防医療

愛猫が病気になってから治療するのではなく、病気を未然に防ぐ予防医療こそが本当の愛情です。 定期的な獣医訪問と適切な予防接種で、愛猫を様々な病気のリスクから守ってあげましょう。 愛猫の健康管理をしっかりと行うことで飼い主さんも安心でき、愛猫との幸せな時間をより長く過ごせそうですね🐱

RANKINGARTICLES

RANKINGARTICLES

NEW
ARTICLES