CAT
2026.04.08
猫を室内で飼っていると、インテリアとして植物を飾りたくなることもありますよね。 しかし植物の中には「猫が誤って食べると中毒症状を引き起こす」「皮膚や粘膜に刺激を与える」など、猫の健康に深刻な悪影響を与えるものも少なくありません。 愛猫が安全に過ごせる環境を整えるために、猫に優しい植物を選んで室内に取り入れましょう。
そこで今回は、「猫にとって危険な植物の特徴」や、「室内で育てられる猫に優しい植物」「植物を飾るときの注意点」についてご紹介します。
猫は好奇心旺盛な動物なので、室内に置いてある植物に近づいたり、葉や花をかじってしまうことがあります。 だからといって植物をすべて撤去するのは難しいですよね。 植物の種類によっては、猫が少し口にしただけでも深刻な中毒症状を引き起こす可能性があります。 猫にとって危険な植物の代表的な特徴とは、以下のようなものです。
・ユリ科の植物(ユリ、チューリップなど)は腎不全を引き起こす危険性がある
・アロエやポトスは消化器系の症状を引き起こすことがある
・スズランや彼岸花は心臓や神経系に悪影響を与える成分を含む
・観葉植物として人気のモンステラやフィロデンドロンは口腔内に強い刺激を与える
・シクラメンは根の部分に特に毒性が高い成分が含まれる
・ヒヤシンスやスイセンは皮膚への刺激や嘔吐、下痢などを引き起こす
飼い主さんは愛猫が安心して暮らせるよう、危険な植物を室内に持ち込まないよう注意しましょう。
次は、「室内で育てられる猫に優しい植物」を見ていきましょう。

愛猫がいる家でも、安全な植物を選べば室内でグリーンを楽しむことができます。 以下のような猫に優しい植物を取り入れて、愛猫と心地よい空間を作りましょう。
「キャットグラス」は、猫が食べても安全な室内植物の代表格です。 猫は本能的に草を食べる習性があるため、「キャットグラス」は消化促進やストレス解消にも役立ちます。 「キャットグラス」はえん麦や小麦などの若い芽を指し、市販のキットを使えば手軽に育てることができます。 キャットグラスを育てる際は、以下のポイントを押さえましょう。
・日当たりの良い窓辺に置いて育てる
・水やりは土が乾いたらたっぷりと与える
・草丈が10cm程度になったら愛猫に与えられる
・食べすぎて嘔吐するようであれば、量を調整して与える
以下は、「キャットグラス」を取り入れる際の注意ポイントです。
・農薬を使用していない安全なキットを選ぶ
・愛猫が食べすぎないよう、与える時間をある程度決める
・鉢を倒されないよう、安定した場所に置く
猫に優しい室内植物として、「スパティフィラム」もお勧めです。 白い花と艶やかな葉が美しく、インテリアグリーンとして人気の高い「スパティフィラム」は、猫への毒性が低いとされています。 室内での「スパティフィラム」の育て方には、以下のようなポイントがあります。
・直射日光を避けた明るい日陰に置く
・乾燥に弱いため、土の表面が乾いたら水を与える
・葉が大きく埃が溜まりやすいので、定期的に葉を拭いてあげる
「スパティフィラム」を飾る際の注意ポイントは以下のとおりです。
・愛猫が葉をかじりすぎないよう、様子を観察する
・猫が届きやすい低い場所には置かない
・花粉が多い時期はアレルギー反応を引き起こす場合があるため注意する
「エアプランツ」も、猫がいる室内で安心して飾れる植物のひとつです。 土を使わずに育てられる「エアプランツ」は、猫が土を掘り返してしまう心配がなく、猫のいる家庭にとても向いています。 「エアプランツ」には、以下のような飾り方や育て方があります。
・流木や石の上に置いてナチュラルなインテリアとして楽しむ
・専用のワイヤーホルダーや吊り下げ用のホルダーで壁や天井に飾る
・週に1〜2回、霧吹きで全体に水を吹きかける「ミスティング」を行う
以下は、「エアプランツ」を取り入れる際の注意ポイントです。
・愛猫が届かない高さに飾ることで、誤飲や破損を防ぐ
・水やりの後は風通しの良い場所に置き、根腐れを防ぐ
・小さなエアプランツは誤飲のリスクがあるため、愛猫の手が届かない場所に置く
いずれの植物を取り入れる場合も、愛猫の様子を日頃からよく観察することが大切です。
次は、植物を飾るときの「安全対策」について見ていきましょう。

愛猫と一緒に暮らしながらも、室内をおしゃれな植物で彩りたい! 以下は、そんな飼い主さんにお勧めの安全対策です。
猫は高い場所に登るのが得意なため、棚の上に置いた植物でも届いてしまうことがあります。 キャビネットの中に入れたり、吊り下げて飾ったりするなど、愛猫の行動範囲を考えた配置を心がけましょう。 また、鉢が倒れても安全なよう、軽量の素材や割れにくい容器を選ぶことも大切です。
猫は柑橘系の香りや一部のハーブの香りを苦手とする傾向があります。 植物の周辺にシトラス系のアロマスプレー(猫に無害なもの)を使うことで、愛猫が植物に近づきにくくなる場合があります。 ただし使用する際は、猫に有害な成分が含まれていないことを必ず確認してください。

猫にとって危険な植物を誤って取り込んでしまうと、命に関わる事態につながることもあります。 植物を室内に飾るときは、猫への安全性をしっかりと確認してから取り入れましょう。 猫に優しい植物を上手に活用しながら安全な空間を整えることで、愛猫も飼い主さんも笑顔で過ごせる心地よい暮らしが実現できそうですね!